うさぎさんっていちごを食べてもいいの?
どうも。うっしゃんです。
もふもふのうさぎさんが大好きで、ホーランドロップを飼っているうさぎ愛好家です。
うさぎさんを飼っていると疑問がつきません。試行錯誤しながら、疑問を解消している飼い主さんも多いと思います。特にうさぎさんのおやつに関しては与えてはいけないものもあり、神経質になりがちですよね。
うさぎは主食としては牧草やペレットを食べますが、おやつとして野菜や果物を与えることができます。
今回は、
うさぎはいちごを食べてもいいのかを解説していきます。
いちごの葉やへた、茎が食べれるのかも一緒に解説しますよ。
可愛いうさぎには、いつまでも健康でいてほしいですよね。そのためにうさぎの食事を知っておくことはとても重要です。
うさぎといちごの関係を知って、うさぎの食事に役立ててくださいね♪
うさぎはいちごを食べてもいい?
結論から言うと、うさぎはいちごを食べても大丈夫です。
いちごは、スーパーでは12月~5月頃に並んでいるので、その時期にうさぎに与えることができますよ♪
甘酸っぱい味が特徴のいちごは、うさぎも好きなことが多いです。
うさぎが好きなものを喜んで食べる姿は、可愛くてついついたくさん与えたくなりますが、おやつなのであげすぎには注意しましょう。
いちごを与えるときの注意点をまとめました。
- いちごを与えていいタイミングは、生後3ヶ月以降。7ヶ月以降がより良い。
- いちごを与えていい頻度は、1~2週間に1回程度。
- いちごを食べてもいい量は、1回あたり体重1kgに対して、5g程度。
- いちごを与えるときは常温のもの。
うさぎが食べてはいけないものについては、「うさぎの食事に気をつけて!絶対に食べてはいけない3つのリスト」にて詳しく解説しているので、そちらをどうぞ。
いちごに含まれる主な成分のうさぎへの影響は?
いちごに含まれる主な成分からうさぎへの影響を解説します。
成分 | 値 | 単位 | |
---|---|---|---|
廃棄率 | 2 | % | |
エネルギー | 31 | kcal | |
水分 | 90.0 | g | |
たんぱく質 | 0.9 | g | |
脂質 | 0.1 | g | |
炭水化物 | 糖質 | 7.1 | g |
食物繊維 | 1.4 | g | |
炭水化物 | 8.5 | g | |
無機質 | ナトリウム | Tr | mg |
カリウム | 170 | mg | |
カルシウム | 17 | mg | |
マグネシウム | 13 | mg | |
リン | 31 | mg | |
鉄 | 0.3 | mg | |
亜鉛 | 0.2 | mg | |
銅 | 0.05 | mg | |
マンガン | 0.20 | mg | |
ビタミン | ビタミンA(レチノール活性当量) | 1 | μg |
ビタミンD | (0) | μg | |
ビタミンE(α-トコフェロール) | 0.4 | mg | |
ビタミンK | (2) | μg | |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | |
ビタミンB12 | (0) | μg | |
葉酸 | 90 | μg | |
ビタミンC | 62 | mg |
出典(表中の数値):日本食品標準成分表(八訂)増補2023年:文部科学省
水分
いちごの約90%が水分になります。
うさぎは、水分を過剰に摂取すると下痢になるリスクがあります。うさぎの下痢は命にも関わる体調不良なので、与えすぎには注意しましょう。
糖質
糖質は、体にエネルギーを供給します。いちごには、ブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)、ショ糖(スクロース)が多く含まれています。
糖質は体にエネルギーを供給してくれるという特徴がありますが、過剰に摂取すると、肥満や糖尿病の原因になるので、与えすぎには注意しましょう。
食物繊維
食物繊維には不溶性食物繊維(水に溶けない)と水溶性食物繊維(水に溶ける)がありますが、いちごに多く含まれる食物繊維は不溶性食物繊維です。このタイプの食物繊維は、水分に溶けずに水分を吸収し、便のかさを増すことで腸を刺激し、排便を促す特徴があります。
人間の場合は食物繊維ですが、うさぎの場合は繊維質と言います。
うさぎの繊維質不足は便秘のリスクがあるため、不足しないようにしてあげましょう。
カリウム
カリウムは、筋肉の収縮や体内の水分バランスの維持に不可欠なミネラルです。
不足すると筋力低下などの症状が出ることがあります。
カルシウム
カルシウムは、骨と歯の主要な成分です。骨や歯の形成、筋肉の収縮、血液凝固などの生体機能に重要な役割を果たします。
カルシウムが不足すると骨折のリスクが高まります。一方、過剰に摂取すると尿結石のリスクがあります。適量となるようにバランスの良い食事を心がけてあげましょう。
ビタミンC
ビタミンCは、コラーゲンの合成や抗酸化作用など健康に重要な役割を果たしますが、うさぎは意識的に与える必要はありません。
ビタミンは、脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンの2つがあり、ビタミンCは水溶性ビタミンに分類されますが、水溶性ビタミンはうさぎの体内で合成することができます。
哺乳類はいろいろな動物種がいますが,ビタミンの定義からしても大部分のビタミンを合成することができません.しかし,ビタミンC(アスコルビン酸)は,ほとんどの動物種が合成することができます.事実,ウシもウマもウサギも,ラットもマウスもビタミンCを作ることができます.
引用:動物もビタミンCを作るの? なぜヒトは作らないの? | ビタミンC研究委員会
人間の場合は、ビタミンCを体内で合成できないので意識的に野菜や果物から摂取する必要がありますが、うさぎは簡単に調達できるので、意識する必要がない成分なんですね。
うさぎがいちごを食べてもいいのはいつから?
うさぎにいちごを与えるタイミングは、最低でも生後3ヶ月を経過してからにしましょう。その理由は消化器官の成長にあります。
消化器官が十分に発達していないうちは、下痢をしてしまうこともあります。生後7ヶ月以降であれば、消化器官も成長し、お腹を下すリスクも少なくなってくるので、より良いですよ。
うさぎのおやつのタイミングや量について、「うさぎにおやつはいつから与えていいの?正しい与え方とタイミングを解説」にて詳しく解説しているので、そちらをどうぞ。
うさぎがいちごを食べてもいい頻度は?
いちごを与えるのは1~2週間に1回程度にしましょう。果糖を含んでいるため、過剰に与えると消化不良や肥満のリスクがあります。
日常的に与えるのではなく、しつけのご褒美として与えるのが効果的ですよ。
うさぎがいちごを食べてもいい量は?
うさぎがいちごを食べてもいい量は、1回あたり体重1kgに対して、5g程度になります。ドライフルーツの場合、糖分が凝縮されているので、さらに少なくしましょう。
過剰に与えると水分や糖質が多く、肥満のリスクがあるので注意が必要ですよ。
うさぎに与えるいちごの温度は?
冷えているいちごは美味しいですが、うさぎに与える場合は、常温のいちごを与えるようにしましょう。冷えているとお腹を下し、下痢をしてしまうリスクがあります。
うさぎの下痢は命にも関わる体調不良なので、すぐに病院へ相談にいきましょう。
うさぎはいちごの葉を食べれる?
うさぎはいちごの葉を食べれます。いちごの実の部分より好きなうさぎもいるくらいです。
葉以外にも、へたや茎も食べることができますよ。
うさぎはドライフルーツは食べてもいい?
うさぎはドライフルーツを食べることができますよ。
乾燥させて水分が少なくなるので、おすすめの与え方です。ただし、注意点もあります。
人間用に販売されているドライフルーツは砂糖や食品添加物が使用されていることがあるので、うさぎに与えることができません。うさぎ用に販売されているドライフルーツや安全な食材だけで作った自家製ドライフルーツを与えるようにしましょう。
また、生の果物に比べて水分が減って濃縮されている分、糖質が多いです。ドライフルーツを与えるときは糖質の過剰摂取にならないように量を少なめにしましょう。
自家製ドライフルーツの作り方について、「【うさぎの喜ぶ手作りおやつ】簡単!自家製ドライフルーツの作り方」にて実際に作った手順を紹介しているので、そちらをどうぞ。
うさぎが食べてもいい果物は?
うさぎはグルメで甘い味や香り、食感の良い果物を好きなことが多いです。
いろいろな果物を食べることができるので、好きな果物を見つけてあげましょう♪
うさぎが食べてもいい果物について、「うさぎの食事に果物は必要?食べてもいいおすすめの果物8選」にて詳しく解説しているので、そちらをどうぞ。
うさぎが食べてはいけないものは?
うさぎが食べてはいけない野菜や果物は意外にもたくさんあります。
中毒症状を起こすものや健康に悪影響を及ぼすものもたくさんあるので、うさぎの食事には注意するようにしましょう。
うさぎが食べてはいけないものについては、「うさぎの食事に気をつけて!絶対に食べてはいけない3つのリスト」にて詳しく解説しているので、そちらをどうぞ。
まとめ:うさぎはいちごを食べてもいい?
今回は、うさぎがいちごを食べてもいいのかを解説しました。
あわせて、うさぎにいちごを与えるときの正しい与え方やタイミング、いちごの葉やへた、茎についても解説しました。
うさぎといちごの関係については、下記の6つを意識することが大切です。
- うさぎはいちごを食べても大丈夫。
- いちごを与えていいタイミングは、生後3ヶ月以降。7ヶ月以降がより良い。
- いちごを与えていい頻度は、1~2週間に1回程度。
- いちごを食べてもいい量は、1回あたり体重1kgに対して、5g程度。
- いちごを与えるときは常温のもの。
- いちごの葉、へた、茎も食べれる。
いちごをおやつとして与えるときは、健康に過ごしてもらうために、食事にうまく取り入れてくださいね♪