
うさぎに梨をあげようと思うけど、皮ってむいた方がいいのかな…?
うさぎに果物をあげるとき、「皮をむくべきかどうか」はよく迷うポイントですよね。
梨はみずみずしくて、うさぎも喜んで食べる果物ですが、皮をそのままあげるのは注意が必要です。
うさぎは梨の皮を食べても大丈夫?
梨の皮にはどんなリスクがある?
皮なしの果肉ならどのくらいあげてもいい?
安全に梨を与えるコツが知りたい

どうも、『もふっとうさらいふ』管理人のうっしゃんです。実際にうさぎを飼っている経験からお答えしますね。
秋の味覚の代表でもある梨。シャリシャリした食感はうさぎにも人気ですが、皮の扱い方次第で健康に影響が出ることもあります。
本記事では、うさぎと梨の上手な付き合い方を丁寧に解説します。
結論:うさぎに梨の皮は「与えない方が安全」
結論から言うと、うさぎに梨の皮は与えない方がいいです。
梨の皮には「農薬残留のリスク」や「消化のしづらさ」があり、うさぎの消化器官には負担になる可能性があります。
うさぎは草食動物ですが、野菜や果物の表皮部分の消化は得意ではありません。
特に梨の皮はツルツルしていて硬く、胃腸に溜まりやすいです。小さなうさぎの場合は、うっ滞(腸の動きが止まる症状)を起こす恐れもあります。
梨の皮に含まれる成分とリスク
梨の皮自体に強い毒性はありません。
ただし、次の3点が問題になります。
① 農薬やワックスが残っていることがある
市販の梨は収穫時や出荷時に、病害虫対策として薬剤処理されていることがあります。
人間なら水洗いでほとんど除去できますが、うさぎは体が小さいため、ごく微量でも負担になる可能性があります。
② 皮は繊維が硬く、消化しづらい
梨の皮には不溶性食物繊維が多く含まれています。
これは腸を刺激して便通を促す働きがありますが、うさぎには繊維が粗すぎて逆効果になることがあります。消化されずに腸に残ると、食滞を起こす危険性も。
③ 皮に近い方が糖分が多い
梨は皮に近い方が糖分が多く、甘い部分です。
与えすぎると糖分過多になり、肥満や歯のトラブルにつながるおそれもあります。
安全に梨を与える方法
梨を与えるときは、皮をしっかりむいて、果肉を少量だけにしましょう。
おすすめは以下の方法です👇
- 皮をむいてから、1cm角ほどにカット
- 種や芯は取り除く
- 1~2週に1回、体重1kgに対して約5gが目安
- 他のフルーツ(リンゴやバナナなど)と同日にあげない
梨は水分が多く、あげすぎるとお腹がゆるくなることもあります。
あくまでおやつ感覚で少量が基本です。
与えた後のチェックポイント
梨を与えた後は、うさぎの体調をよく観察してください。
- うんちの形や量が変わっていないか
- 食欲が落ちていないか
- 元気がなくなっていないか
もし少しでも異変があれば、すぐに梨をやめて様子を見ましょう。
不調が続く場合は、動物病院に相談してください。
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うさぎと柿について、「うさぎに柿は大丈夫?与え方・量・皮や干し柿・葉まで徹底解説【保存版】」にて詳しく解説しているので、そちらをどうぞ。
まとめ:梨の皮は避けて、果肉を少量だけ
- 梨の皮は農薬や硬い繊維のリスクがあり、与えない方が安全
- 与えるなら皮をむき、果肉をほんの一口(5g程度)
- 頻度は1~2週に1回まで
- 与えた後は体調を観察
梨の皮はうさぎにとって「食べられなくはないけど、安全でもない部分」です。
少し手間ですが、皮をむいて果肉だけを少量あげるのがベストですね。
秋の味覚を安全に楽しませてあげましょう。


